東京は自動販売機

夏期講習が始まってはや5日目。

この5日間ずっと悪夢、とまではいかないような妙な夢を見る。

〈人から殴られる・叩かれる〉か、体育会系の部活の人とキャンプする・自己啓発セミナーを受けさせられた自分は明るく真直ぐな人間に更生する等内容は極端なのだけれど、講習の緊張感からか劣等を感じるような夢ばかり見て寝起きが最悪。

ー言いたかったのはこんな事じゃあない。

劣等感。劣等感。

劣等感といえば最近マンガでいうところの「スローモーションをもう一度」を読んでいると、ミュージシャンでいうところの銀杏BOYZ、Baseball Bear、早見優を聴いていると涙が出そうになる。

〈自分の高校生活はなぜこんな風になってしまったんだろう…〉

なぜだか涙が止まらない

これが正義じゃなくて なんなのだ?

自分は多分いつの時代に生きていても根の人格は同じなのだと思う。

10年前に現在の年齢、高3、17歳だったとして、教室の真ん中で中心的メンバーがBUMP OF CHICKENCHICKENやRADWIMPSの話で盛り上がっている中自分は教室の隅でsyrup16gART-SCHOOLゆらゆら帝国を聴きながら本を読んでいて何ヶ月か経った後やっぱり「流行りだから聴かなかった」BUMP OF CHICKENRADWIMPSを聴き「おぉめっちゃいいじゃんこれ!…悔しい、なんで見栄を張って聴かなかったんだ」とか後悔するんだろう。哀れ。馬鹿。見栄張りすぎや。

ーそんなことを考え、明日もまた講習があることを思い出すと(まぁ自画像以外のデッサンなら割と楽しくもあるのだが)鬱になってきた。

家路へとすすむ途中の自販機に目を遣ると、自販機の中身がすべて「つめたい」飲み物になっていた。

つるつるとした薄いアクリル板にきらびやかなネオンがはね返り、中に入った飲み物がすべて「つめたく」なった自販機を見ているとなぜか哀愁を感じてしまった19:22であった。